不器用な君におめでとう
朝、いつものように起こされたまでは良かった。ノックがないなんてもう今更であるし、とにかく起きて顔を洗って、先に準備をしてくれているジョットの執務室で朝食を……となったあたりからおかしくなり始めた。
(………………生け花……じゃないですよね。百歩……いや、千歩譲って……盆、栽……か?)
執務室の扉の両脇に、何故かばっさり袈裟斬りにされたような丸太が三本ずつ突き立っていた。それらは下半分をテーブルクロスでぐるぐる巻きにしてあり、その上から何故か更にしめ繩で固定してある。その隙間からはバサバサとポプラの枝が揺れ、正面の一番目立つところにはイイ色に茹で上がったロブスターが蝉の抜け殻のごとくしがみついていた。ロブスター自身の意思(遺志)では断じてないだろう。
「き、奇怪な……」
こういう芸術だ、などと説明されたら簡単に納得してしまう異様さがあった。もちろん理解も評価も出来ないけれど。
そしてどうにも気が進まないまま、嫌々ながらも執務室の扉に手をかける。気配はあるので中にジョットがいるのは確実なのだ。もちろん会いたいけれど、この儀式に使う魔道具的な芸術品(仮)を目撃してしまうとどうにも足が竦んでしまった。ジョットほどではないにしろ、骸の直感も捨てたものではないのだ。特に、嫌な予感に関しては。
(や、やるしかないのか……っ)
ごくり。唾を呑む。
「……よ、よし」
妙な覚悟を胸に、骸はズゥゥンと立ち塞がる扉を押した。
キィィィ……
「“あけましておめでとうございまーす”!! ……で合ってる?」
一応ボスたるジョットは、雨の訓練場からわざわざ持って来たらしい畳を敷き詰めた自室で、雨が普段着ているような和服姿で深々と土下座(?)したのだった。朱色を焦がしたみたいな渋い色合いが黄色みがかった畳に映える。ジョット本人は日本人とは程遠い色調の持ち主だが、妙に堂々としているせいかなんだか様になっていた。それはいい。いや、よくはないがとりあえず置いておこう。
「……なぜ、日本語なんです」
部屋に足を踏み入れることもせず、部屋の前でとりあえず聞かれたことに対しての疑問から始める。どうでもいいのですっかり忘れていたが、確かに今日は一月一日であり、「あけましておめでとうございます」に相応しくはある。でもここはイタリアだ。畳が敷いてあろうが、ジョットの背後に桜の描かれた屏風(何故か油彩だが)があろうが、とにかくイタリアのはずだった。
「そりゃ、日本式の正月にするからだよ」
「……はあ、そうですか。で? あなたが着ているそれも、日本を意識して?」
「そう。キモノってやつ。雨が里帰りする前に置いてってくれたんだ〜」
「……里……帰り?」
ぴくりと骸の頬が引き攣る。ちなみに、ジョットの着物の着方は本来死人のそれなのだが、そんなもの些細なことだ。もっと特筆すべきことがある。
「あの、最近やけに人に会わないなと思ってましたが、ひょっとして……?」
朝もここへ来るまでに誰とも会わなかったのだ。不審に思っていたが、まさか……。
「ああ、み〜んな帰郷中」
「ば、馬っ鹿じゃないですか!? 今襲われたらどうするん――うぁっ!?」
ただちに警戒体制を整えねば、と踵を返そうとした骸の手をジョットが思い切り引っ張る。くるりと勢い余って半回転した小さな身体は、背中から簡単にジョットの方へと倒れ込んだ。すっぽりとジョットの腕の中に収まってしまう身体は、やはり骸にとっては嘆かわしいとしか言いようがない。もぞもぞと抵抗するも、こうなるとジョットは逃がしてくれないことなどよくわかっていた。
「はいはい、新年早々そんな頑張るやつはいないって」
「ど、どんな根拠ですか!」
「え、勘。……いや、怒るなって! 俺の直感がやたらと当たるの知ってるだろ!?」
般若の表情を浮かべてどこからともなく短剣を取り出した骸に、ジョットはあたふたと着物の袂をはためかせた。しかしそんなことで骸の苛立ちが収まることもなく。
「それとこれとは話が別です! とっとと呼び直しなさい! 今! すぐに!! ていうか、他の守護者はどうしました!?」
「あー、えと、嵐は嫌がってたけど無理矢理実家に帰らせたから、今はもうイタリアの反対側。晴は実家近いから昨日の朝に出たっけなぁ。雲は街の風紀がうんぬんとかで見回り中。雨は日本だし、雷は村で新年のお祭りだってさ」
「またか……! どれだけお祭好きなんですか、あの村の連中は!」
「行く?」
「いッ、行くわけないでぶほっこほっ……けほっ……!」
なんてぷりぷりと完全に怒り心頭に達した骸は、勢い余って噎せた。
「ほらほら、新年早々大声出すなって。はいこれ」
自然な流れで差し出された湯飲みには、白っぽいどろどろつぶつぶしたお粥みたいな半液体がもったりと揺らいでいた。ほんのりと優しい香りがする。
「けほっ……し、知ってますよ。これ、甘酒でしょう……!」
「ちっ」
「悔しがるな! いい大人が何酔わせようとしてんですか!?」
「甘酒は子供も飲んでいいんだって。それにお前、酔うと素直になるし。可愛いし」
ぎゅぅっと縫いぐるみ同然に抱きしめられて、骸は視線をぐるぐるとさまよわせた。
「うっ、うるさいですよっ! もう酒は飲みません! 身長……伸びなくなるんでしょ……っ」
「あ、それ迷信だって噂もあるぞ」
「〜〜〜〜だったら最初っからそう言いなさい!!」
ぼごっ!!
「ぐぉぇっ……!!」
骸の細い肘の骨がジョットの鳩尾に鋭く突き刺さった。そうしてジョットが怯んだ隙に、骸はさっさとジョットの腕から逃れ、正面に適当に膝を崩して座り込む。正座のジョットと比べると、どうにも行儀の悪い座り方だった。
「げほっ、ぶほっ……い、っだ……! お、お前、手加減てモンをさ……!」
「自業自得極まりない。子供に嘘を教えるな!」
「え、子供って、お前……ははっ、今誰もいないんだっけ。とにかくほら、正月と言えばこれ!」
その場のノリか、二人きりだからか、骸が少しだけ素直になっていることに喜びつつ、ジョットは性懲りもなく黒い漆塗りのお椀を取り出した。そしてご丁寧に箸をのせて骸の前に置く。
「…………なんとなく予想はつきますが、いかんせんこれを見てその名称を出すと負けた気になるのが目に見えてますので言いません」
「……素直に雑煮って認めろよ」
「認めたくありません」
「誰がどう見たってこれ雑煮だろ!? 雑に煮てあるんだから!」
「どんな理屈ですか!?」
「字面的にはそうだって雨が言ってたんだよ! ほらほら、トマトだろ、人参だろ、小松菜だろ、それからラディッシュ・大根・みかん・りんご・煮干し、それに骸の好きなチョコレートも入れてあるぞ!」
ジョットいわく雑煮であるそれは、確かに字面的にはぴったりの見た目だった。骸とてあまり詳しくはないが、少なくとも雑煮には日本野菜しか入れないはずだ。トマトはもちろんのこと、みかんだの林檎だの、ましてやチョコレートなど有り得ない。
「な、なんてことを! チョコレートに対する侮辱ですよ!? それに根本的に余り物ブチ込んだだけじゃないですか!」
「だって雑多な感じがぴったりだろ。それに辛いものは入れてないぞ。だから問題はない!」
「その前提からしてズレてるんですよ! せめて餅くらいは入れないと雑煮とは認めませんからねっ」
……にやり。
ジョットが意味深に微笑む。
「……はっはっはー。その言葉を待っていた!」
ジャジャーン、なんて効果音を口で言いながら、ジョットは懐から白い長方形のものを取り出し、無造作に雑煮(仮)に放り込んだ。ぼちゃん。
「こっ、これは……!」
(紛れも無く、餅だ……っ)
骸はがっくりと肩を落とした。とりあえず真っ先に「懐から餅を出すな!」と叫びたい。それどころではないので言わないが。
「ほーらどうだ! これでお前はそれを雑煮と認めざるを得ない!!」
「……変なところにこだわるんだから……っ! ああわかりましたわかりましたよええはい認めればいいんでしょう認めればぁ! 雑煮ですっ、これは紛れも無く雑煮です……っ」
前世も含めれば随分と長い人生を歩んで来た骸だが、ここまで情けない敗北宣言は初めてだった。よりにもよって雑煮が原因だなんて、笑えない。
「ふふふ、すごく勝った気分だぞ……!」
「黙れ。僕は逆です……っ」
「とにかくほら、食べてみろよ。案外おいしいかもしれないし」
「……明るい未来が見えませんよ、僕には」
これ以上落としようもなく肩をだらけさせて、骸は塗り箸を危なげなく持った。左手で椀を持ち、具を選ぶことも放棄して箸に当たった物を適当に摘み上げる。ちなみに、箸で物を持つのに猛特訓を要したジョットからすると、それは神業である。
「……みかん……」
ああ、嫌な物を引いてしまった。みかんを煮込むなとは、もう言うまい。
とにかく骸は明らかに嫌そうにしながらも摘んでしまったみかんを餅にのせ、包むようにして口へ運ぶ。
もっちゅもっちゅと妙な具合に咀嚼するうち、骸は口の中で暴れる反乱分子を抑えるように口元を手で覆った。顔色がかなり悪い。
「…………味噌……仕立て……」
遺言のような苦しげな口調の呟きにジョットは嬉しそうに笑った。
「そーなんだよ赤味噌! それも雨の置き土産なんだ。まさに日本って感じだろ? おすましは俺には高度過ぎるからってくれたんだよ」
「雑煮の材料一式と作り方を置いてってくださいよ、雨……!」
相変わらず口元を押さえてぷるぷるしている骸を見かねて、ジョットはそっと湯飲みを差し出す。
「大丈夫か? ほら、甘酒」
「だからっ、酔わせようとするな!!」
どぐぼっ!!
本日二度目の急所突きが深々とめり込んだ。
「こほっ……き、気を取り直して。え、えーと、門松飾って、キモノ着て、挨拶して、雑煮食べて、あとは……なんだっけ?」
今更ながらに芸術品(?)の正体が門松もどきであったことを知りつつ、骸は頭を押さえて口を開く。雑煮のせいだけではないと思うが、さっきから頭痛がひどい。
「……別に食べたくなどありませんが、肝心のお節料理はないんですか」
「オセチ? ああ、それなら毎年みんなが帰って来た時に故郷の名産品を土産にくれるのを詰めるんだよ。だからまあ、今日はないな」
それは果たしてお節と呼べるか否かの論議はどうでもいいので、骸はほっと一息ついた。
「じゃあもう正月行事は終わりですね。はい終了、おつかれさまでした。さ、誰でもいいからとっとと連れ戻して警備体制を整えないと!」
「お、お前なぁ……」
さっくり終わらせて立ち上がった骸に、ジョットは咎めるような視線を送った。
どうしてこう風情を愉しまないのかと呆れているわけだが、骸からすれば、どうしてこうもダルダルなのかと咎めたい。
「あのねぇ、僕はあなたほど楽天的にはなれないんです。僕が暗殺者の立場なら、今この瞬間に突っ込んで『ブズッ!』で『グリュッ』で『ブシャアァァ!』ですよ。ボスとしてきちんと自覚してください」
「うぇ……な、生々しい効果音を付けるなよ……。それに、俺はそうは思わないよ」
「……また勘ですか?」
「違う違う。だってほら、ここに誰よりも頼もしい守護者がいるからな」
「……っ、な……ッ!」
「骸が傍にいる限り、俺は殺されたりなんかしないさ。だから座って座って。今日一日くらい、ずっと傍にいてくれよ。な?」
座れ、なんて言いながらも、ジョットは骸をきっちりと引き寄せていた。
「…………断れないって、わかってて言ってるでしょう……っ」
「はは、大当たり。大丈夫だって、今日は誰も来ないよ。だから思う存分甘えていいんだ」
大した抵抗も出来ないままにまたもジョットの腕の中に閉じ込められ、骸はもう勘弁したとばかりにうなだれた。
「はぁ……酔ってません?」
「甘酒じゃさすがに酔わないぞ、普通。……でも、酔ってるってことにしとこうか?」
「……じゃあ、僕もそういうことにしてください。酔いが醒めたら、お互い忘れるんですよ」
「寂しいこと言うなぁ……。まあ、いいか。さ、骸」
骸はこくりと頷いて、ジョットの背中に腕を回し、きゅっと力を込める。糊のきいた着物が頬を擦って少々痛いが、それでも頭を撫でるジョットの手の心地よさは変わらなかった。
(……ん?)
何か、角張ったものが額に触れた。
「ジョット。何か、懐に……」
「え? ……あ。そうだった!」
まだ何かあったらしい。ジョットは「悪い悪い」と照れながら懐に手を突っ込む。
「忘れちゃいけないお年玉! ハイこれ」
ジョットが懐から取り出した(懐にいろいろ入れ過ぎだと思う)ものは、いわゆるポチ袋というやつだった。大抵その中にはお札か硬貨が入っているものだが。
「……あの。僕、お金はそんなに困っていませんけど……」
骸は買い物好きというわけでもなく、むしろあまり外出を好まないのでお年玉なんてもらったところで使い道もないのだ。そうなるとあまりもらう意味もないので、ちょっと複雑な心境である。しかしジョットは穏やかに笑って首を横に振った。
「違う違う。俺もそう思ったから別のものにしたんだ」
「……開けますよ?」
「どうぞ」
促されるままにポチ袋を開けると、小さく折り畳まれた紙が入っていた。しかしどうにもその真っ白な色合いからしてお札らしくない。単なるメモ帳のような雰囲気だ。
「……?」
取り出して広げてみる。
そこに書かれていたのは――
『ジョット1日貸し出し券。*1日なんでも言うことを聞いてあげる券』
「…………………………………………ふぅ」
骸はそっと見なかったことにして紙を畳み直した。なんだかやりきったような、妙に達観したような表情は子供のそれではなく、ジョットはみるみる顔を赤らめる。
「な、何か言えよっ!!」
「だから、“ふぅ”にいろんな意味を込めました。……察してください」
「絶望的な意味しか伝わってこないんだけど気のせいか!?」
「解釈はおまかせします」
「視線が冷たいって!」
骸のいかにも“僕だってつらいんです”な態度にジョットはいたたまれなくなり、思わず手を動かしていた。
「ならいいさ!」
さっと素早く券を奪われて、骸は小さく「あっ……」と切なげな声をあげた。その意外な反応にはジョットも驚いて、時を止める。
「え、と……?」
「……つ、使わないとは、言ってない……っ」
戸惑うジョットに告げられた言葉は、ジョットにとって微笑ましい以外の何ものでもなく。みるみるジョットの表情は喜色に染まり、それはもう嬉し気に喉の奥を震わせた。
(かっ、可愛いな……!!)
思わずくしゃくしゃに撫でまわしてやりたくなる衝動を堪え、ジョットは全身にまで振動を伝える。骸のこういうところを知ってしまうと、大人扱いなど不可能だった。子犬とか子猫扱いなら簡単に出来そうだが。
「か、返してください!」
「あ」
油断し過ぎのジョットの手から簡単に券を奪い返して、骸はそれを故意か無意識か、大事そうに手のひらに包んだ。骸の性格を思えば、おそらく後者だろう。その行動もまたジョットを喜ばせるには十分だった。
「……本当に、なんでも聞いてくれるんですか」
「ああ。なんでもいいぞ」
「で、では……今、使っても……?」
「ああ、どうぞ」
おっかなびっくりながら、骸は勇気を出すように胸に手をあて口を開いた。
「……今日一日、ずっと、抱きしめて。あ、頭を……撫でていて、くれますか」
小さく揺れる声。普段の自信などどこへ捨ててしまったのか。幼さの残る不安げな声は、骸の本質を如実に語っていた。
「……っ」
ジョットは一瞬言葉に詰まり、全身の筋肉を硬直させる。
「あ……っ、いえ、じょ、冗談ですよ! 本気にしないでください……」
それを敏感に感じ取った骸は即座に首を振り、俯いた。けれどジョットの反応はない。
「…………」
「ジョット……? あの、本当に冗談ですから、気にしないで――」
ジョットの胸を押して離れようとする骸の手を、ジョットの手が繋ぎ止めた。
「っ……!?」
強く引かれるままにジョットに抱きしめられ、骸は困惑する。理解が追いついていないので、されるがままに額に口づけられてもまともな反応を返せない。
「あ、の……っ」
しどろもどろに口を動かすのが精々で、骸は柔らかな感触の残る額を撫でた。辿った余韻すらも、暖かかった。
「どうしてそう、お前は……」
骸の望むままに抱きしめて、頭を撫でて。ジョットは二度、三度と骸の額や頬に唇を寄せて出来うる限りの親愛を伝えた。骸は愛情という面においてあまりにも奥手過ぎたのだ。
「それくらい、いつでもどこでもしてやるから。子供の演じ方くらい知っているだろう? その通りに甘えていいんだよ。俺も、たくさんたくさん甘やかしたいんだから」
「……演技と実際とは、違う、から。そんなに簡単には、いかな、くて……」
「天下の六道骸が何言ってるんだよ。ほら、頑張れ」
ぽんぽんと背中を叩かれ、骸は今更になってこの“頑張って甘える”ということのおかしさに気付いた。本当は思い切り甘えてみたいというのに。
(……頑張ることでもない、か。なら……)
大きく息を吸い、吐く。そして、くぃっとジョットの襟を引いた。
「ぉ――」
ちゅ。
ジョットの額に骸の小さな唇が触れ、気のせい程度に音を立てた。
「む、骸!!」
あまりの嬉しさにバクバクと心臓を高鳴らせるジョットの赤い頬に、骸の頬が重なった。生まれたばかりのような滑らかな肌を擦り付けて、骸はジョットの首に強く強く縋り付いた。ジョットの死角に入っているが、骸は耳まで真っ赤に染まっていた。
「これが、僕の……限界、みたいで……っ」
すいませんごめんなさい忘れてくださいと必死に呟く骸にどうしようもない愛おしさを募らせて、ジョットは再度骸の背中を叩いた。
「一歩前進、だな。すごく嬉しかった」
「ほ、本当に……?」
「もちろん。だからそんなに怯えるな。俺は骸が大好きだよ。この気持ちは毎日毎日どんどん積み上がって、果てがないんだ」
「……」
「この先も、ずっとずっと、いつまでも。どこまでも」
「ジョット……」
「あけましておめでとう、骸。今年もお前にとって大切な日々になりますように」
その後、骸がいつの間にか眠ってしまっても、ジョットは約束通り骸の頭を丁寧に撫で続けた。
骸はジョットの腕の中で見た夢を覚えていなかったけれど、目を覚ましたその時も、頭を撫でてくる感触はまるで夢の中にいるようだと錯覚したのだった。
願わくば、この夢が続きますように。
そんなわけで、正月ネタでした。
ジョットと食べ物の組み合わせが好きなんでしょうかねぇ、管理人(笑)
とりあえず元旦にすることを一通りやってもらいました。ただまあ、本編が今あんな状態ですからね、最終的には甘々に落とし込みたかったわけです。
R指定部屋作っておいてナンですが、あくまでもこの二人には恋愛的なふれあいをしないでほしいと思います。だから額や頬までのキスでとまる、と。
一番強いのは親愛なんです。それを強調したかったですね。
2008.12.31